お寺ネットかけこみ相談より(NO:31507)
普段は離れたところに住んでいますが、年末年始には実家に帰ります。
父の嫌いなところは、物を溜め込んでゴミ屋敷のようにする、浪費、店員さんに横柄な態度をとるところやあおり運転、
自分の非を認めず素直に謝れないところ、母に対して下僕のような扱いをするところなど例を挙げたらキリがないくらいです。
最近では私の子供に対しての対応でイライラが募り、早く死んでくれたら母とも一緒に暮らすことが出来るのにな、と思ってしまいました。
どう心の折り合いを付けたらよいでしょうか?
在家さんよりの回答
お父さんは変わらないですよ。だからあなたが変わるしかありません。
まず簡単なところではお父さんの悪いところだけでなく良いところを探すことです。
良い悪いは双極性ですから必ず同じ数だけあります。
悪いところしか目が向かないのは、見方が偏っているからです。
良いところが見えるようになったら、今までとは反対に良い方に偏ってお父さんを見ることです。
もう少し完ぺきなやり方は、その良い悪いのジャッジをしないことです。
ジャッジして一旦否定をしてしまうと、争うか逃げるか我慢するかの三択しかなくなって、どれを選んでも自分が苦しむことになります。
お父さんに死んで欲しいのはあなたが苦しいからです。
ジャッジは無意識に行われるので、ジャッジしないためには一定のトレーニングが必要です。
仏教ではジャッジしないことを「あるがまま」とか「南無(なむ)」と言っています。
そうなればあなた自身が寛容な人に変わり、お父さんを否定する前に許せるようになります。
お寺ネットの過去ログより。